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2005年05月24日

温泉カルテ

2005年5月24日改正温泉法施行の日。
改正温泉法では利用施設に(1)高温の湯を適温にするため加えた水(2)適温にするための加熱(3)入浴剤の有無などの表示が義務付けられることに。
この対策として、大分県では、改正温泉法の表示義務基準に加え、温泉のつるつる感、味などを専門家が客観的に表した「感覚評価」や、どんな病気に効くとされているかなど入浴、飲泉の効能を利用者に分かりやすく表示する「温泉カルテ」というのを作ることにしたんです。
 
20050524別府アリーナ一応、一大イベントとして、主要ホテル・旅館が別府アリーナに集まって「温泉カルテ」を受け取りました。
(写真は2005年5月24日「温泉カルテ」の受け渡し会場になった別府アリーナ。テレビ局の人が沢山来てました)
 
 
 
 
 
 
20050524温泉カルテもちろん三泉閣もこれに参加。5月24日にカルテをちゃんともらってきました。
温泉の分析も古いものだと信用されないと思い、平成17年2月に最新の成分分析もしてもらいそれを反映してます。
(写真は会場でもらった温泉カルテを浴場に飾ったもの)
 
 
 
 
 
 
今回の温泉分析の結果、三泉閣の温泉ってどんなものかわかりました。内容は次のとおり。
 
■温泉の成分:炭酸水素塩泉・塩化物泉
■循環 : 無
■加温 : 無
■加水 : 有(温泉の温度が58℃と高く適温に冷ますためです)
■入浴剤及び殺菌剤 : 無(入浴剤、殺菌剤は使用していません)
■源泉率 : 96%
■温泉の効果 :
きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、神経病、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進

源泉率が100%じゃないというのは残念だけど、58℃の温泉を冷ますのは単純な方法では無理。
ひょうたん温泉で特許出願中の竹を使った冷却装置があるらしいので、今度研究してみようと思っていますが、現状はまだ、若干水を加えないと適温にならない状況です。(>_<)
 
でも、以外に面白かったのが、ウチの温泉は美人の湯ってこと。
ウチの温泉の泉質に弱アルカリ性・NaHCO3というのが含まれているんだけど、これは皮脂を溶かし皮膚を軟らかくするそうで、これが含まれている泉質は美人の湯と言われることが多いんですって。
ということで、今後は”美人(になるかもしれない)の湯”というのを表記してみようかと思っています。(笑)
 
まぁ、とにかく、今回の改正温泉法でニセ温泉と本物の温泉が区別出来るようになったのは本当によかったと思いますし、何よりも三泉閣の温泉が本物でよかったと改めて痛感しております。
 
三泉閣の大浴場についての情報はこちらをご覧下さい!
 


sansenkaku at 23:59│ 温泉大浴場