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2005年02月01日

本物の温泉を見つける方法を伝授!

温泉分析書温泉分析書、略して分析書はわかりやすくいうと温泉の履歴書。
その温泉成分がいつ分析されたかが明示されてるんです。
でも注意が必要なのが、この温泉分析書って一度発行されるとず〜っと使えちゃうんです。
なので、今、成分が変わってても表示はそのまま。もちろん、加水や循環すると成分が変わってしまう。
それらを明記してないから「ニセ温泉」が生まれてしまうんですよね。
ということで、今回は本物の温泉をどう見つけるかの方法を伝授しちゃいます!
 
■まずは温泉分析書を解読してみよう

まず、温泉分析書をどう読むか。そこから何を知ることができるか教えましょう。

(1)適応症をチェック!

普通、適応症には「食塩源」といった一般的なことが書いてます。
でも、これじゃあ、何がなんだかさっぱりわからん。
ということで個別の効能が書かれているかがポイント。
「神経痛」や「リュウマチ」など、個別に効能が書いてあれば、合格でしょう。

(2)泉源をチェック!

線源とは湯船の温度じゃなくて、湧出地、つまり湯元の温度のこと。
日本人が入る温泉の温度は42℃〜43℃(らしい)。
湯温がそれと同じだと湯船の温度はそれよりさらに低くなります。
理由は、湯元から宿の湯船に湯が運ばれる間に温度は確実に低下していくから。
泉源の温度が低いにもかかわらず、湯船の温度が42℃〜43℃となれば、それは低い温度の湯を沸かしてるって証拠。
まぁ、自然のままの温泉じゃないってことですね。

(3)湧出量をチェック!

湧出量とは湯元(泉)で毎分、どれだけの湯が湧き出しているかの数字。
一般の温泉ホテルや旅館なら「毎分200リットル」もあれば十分らしいです。
しかし、「毎分50リットル」なんて書いてると、ちょっと怪しいかも。
その量だと一度湯を抜いたら大きな湯船を満たすまでに時間がかかっちゃう。
じゃぁ、湧出量が少ない温泉ホテルや旅館はどうしてるのか?
それは加水するか、使用した湯を循環させて再使用するしか方法がないんですね。
加水すると源泉の状況が変わっちゃいます。(当然といえば当然ですね)
循環は使った湯を機械で再利用するってことです。循環湯は全国的に見ても多ようです。
ある説によると日本の温泉施設の7割以上が循環しているとか。ちょっと多すぎない?!って思いました。
湯を循環させた場合、泉質が変わるんじゃないかと思ったら、変わる場合と変わらない場合があるらしいです。

中央温泉研究所によると、「硫化水素などのガス成分や鉄成分を含む湯ならば泉質が変わるが、塩化ナトリウム泉などは循環させても大きく変わらない」そうです。
でも、循環湯だと自然湧出の温泉からはほど遠い感じがするのは自分だけでしょうか?

■分析書じゃわからないから直接聞いてチェックしよう!

分析書に載ってないけど、本物の温泉かどうかチェックするポイントを2つほど教えましょう。

(1)塩素殺菌してるかどうかチェック!

塩素殺菌?なんで塩素を使って殺菌するの?これは温泉でのレジオネラ菌という恐い菌の対策なんですね〜。
どうもこのレジオネラ菌で数年前に死者が出たんです。(これ、マジです。)
一般的に、循環の浴槽は塩素殺菌することが多い。でも、源泉掛け流しでも塩素殺菌するホテルや旅館があるんです。
塩素殺菌するかどうかはホテル・旅館の考え方らしいです。
「掛け流しだと汚れが流れ出るから平気じゃん!」って思うけど、どうも浴槽内の汚れって全部流れて出ないみたい。
特に底に沈んだ汚れは、どんどん湯を注いでも、なかなか外に出ないらしいです。
基本的に浴槽の湯を全部抜く換水をこまめにやっていれば菌の増殖は招かないんですけど、換水をあまりしなかったり、湯をすべて捨てずに加温やろ過しながら湯を再利用する循環ろ過するようなところもあるそうです。
こういったところは、何もしないとレジオネラ菌が増殖しちゃいます。だから塩素殺菌するってわけです。
塩素殺菌してはダメなの?ってことになるけど、そんな事はないです。浴槽の湯を衛星的に保ちやすいというメリットがあるんです。
でも、塩素は入れすぎると泉質によっては成分がかわってしまうってのが問題。泉質が変わったら意味が無いですからね。

個人的には、こまめな換水と清掃をして塩素殺菌していない自然の温泉が一番がいいなーって思います。

(2)清掃

「塩素殺菌してるかどうかチェック!」でも書いたとおり、あんまり清掃してないことろが結構あるんです。
日経トレンディに載ってたんですけど、6ヶ月間、湯を換水しない旅館もあったらしいです。キタナイですね〜。
汚れって湯の底に沈むから、厚生労働省は循環式浴槽の換水頻度の目安を「週に1回以上」としています。
でも、浴槽の規模、入る人数、浴槽に注ぎ込まれる湯量によっても汚れの状態は変わってくるから、どれぐらいがいいのかわかりませんが、やっぱ頻繁に清掃した方がいいですよね。

お家のお風呂みたいに毎日掃除すればいいじゃん!って思ったりするけど、温泉ホテルや旅館は浴槽が大きいから、そんなに出来ない所が多いんですよね。

これ以外にも温泉マークが表示しているかとか、色々とチェックする項目があるらしいんですが、、それらはまだ信用できな事もあります。
でも今年の5月に温泉法が改正されるそうで、明確に表示しなくちゃいけなくなるらしいし、温泉の分析も10年毎にやらなくちゃいけなくなるらしいんです。
(今も強制ではないんですけど10年毎に分析するように通達が出ているそうです。でもやってる施設は少ないようです。)
 
別府市ではこれらの温泉対策を考えているようなので分かり次第、また報告します!
 
ちなみに、ホテル三泉閣の温泉は自家源泉で循環も塩素殺菌もしていない天然掛け流し温泉です。
浴場のお風呂も毎日全部抜いて、毎日キレイにお掃除しています!(たまに昼食のお客様が早めに来られる場合などはお風呂の温泉を抜くことが出来ませんが、最悪でも2日目には温泉を全部抜いて掃除しています)
ということで、安心して天然掛け流し温泉が楽しめます。


sansenkaku at 22:41│ 温泉大浴場